最近の不調は、減薬による離脱症状の可能性もありますが、自律神経の乱れが大きな理由だと思います。
自律神経が乱れる原因で特に大きいのがストレス。
でも、私は今なるべくストレスがかからない生活を心がけている。
じゃあなんでストレスがかかってしまっているんだろう?
そう考えて、減薬そのものが大きなストレスであるということに気がつきました。
目次
自律神経の乱れによる症状が出ている
ここのところ、調子は良いときもあれば悪いときもあり、行ったり来たりで安定していません。
減薬は、少し量を増やしてステイ中ですので、薬によって調子が振り回されているわけではなさそうです。
最近の不調は以下のとおり。
- 胃の不調(胃もたれ、食欲不振、胃痛)
- 腸の不調(腹痛、下痢、ぐるぐる鳴る)
- 立ちくらみ
- だるさ
- 寝つきが悪い
- 不安感
- のぼせ
- 手足の冷え
全て自律神経失調症の症状ですね。
薬の離脱症状自体がそうともいえますが。
私は元々自律神経の調節がうまくできないようで、小学生の時に病院で自律神経失調症だと言われました。
自律神経が乱れる主な理由は
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
などです。
私のストレスの原因って?
私は今、減薬中ということもあって、なるべくストレスがかからない生活を心がけています。
仕事や人づきあいは無理のない範囲で。
家庭でも特に問題はなく、楽しく過ごしています。
じゃあ何がストレスになっているのだろうと考えたところ…
ということに気付きました。
ベンゾ減薬がストレスになる理由
1.離脱症状に対する不安感
ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、減薬に伴って離脱症状が出る場合があります。
急激に減らすと出やすいので、私は水溶液減薬で徐々に減らしています。

水溶液減薬では1%ずつといった極少量で減薬できるので、心身への負担は最小限なのですが(個人差があります)それでもやはり不安になります。
こんな不安を無意識に感じていました。
順調に減薬が進んでいるときは、生活に支障がでるほどの症状は出ていませんでしたが、それでも怖かったです。
2.薬の量の管理
水溶液減薬なので、量の計算が少し面倒です。
5日単位や一週間単位で薬の量が変わっていくので、今日どれくらい飲むかを把握しておくのが大変でした。
減薬を始める前は、一日の量がわかりやすく1/2錠×3だったし、つらい時は頓服をわりと気軽に飲んでいたので、減薬で厳密に管理するようになってから少し負担になっていたかもしれません。
と、プレッシャーになっていました。
実際には、私の場合は頓服を飲むこともあるので、少々のズレがあっても大した影響はないはずです。
3.地味に続く体調不良
減薬を始める前は、薬のお陰もあってか体調は安定していました。
ところが、減薬を始めてから体調不良の日が増えました。
減薬を進めると、数日の間はプチ離脱症状ともいえる体調不良に見舞われることがあります。
毎回ではないですし、症状の種類や強さはさまざまです。
体のどこかに不調があるって、ストレスを感じますよね。
しかもそれが、いつどれくらい出るかわからない、いつまで続くかわからない。
治療が必要なほどの体調不良ではないので耐えられますが、快適な状態とは違うので心身に疲れが溜まっていきました。
ストレスになりにくい減薬とは
私は、自分で不安を強くしたり、先のことを心配しすぎていたと思います。
離脱症状だと思っていた体調不良だって、実際は不安からくる体調不良もたくさんあったでしょう。
前回の記事でも書きましたが、病は気からです。
不安障害やパニック障害があると、こういう不安を特に強く感じてしまいがちです。
予期不安の一種ですね。
実際に離脱症状が出たわけじゃないのに、出るかもしれない症状を怖がっている状態。
減薬をきっちりとやりすぎない
これはストレスになってしまう可能性があります。
カレンダーで管理するのがそもそも面倒ですし、減薬のペースを日にち単位で決めてしまうと、体調によっては減薬がスムーズに進まないこともあるため、ストレスを感じてしまいがちです。
減薬のペースは日にち単位じゃなく、体調を見ながらその都度決める。
私もやってしまっていたのですが、順調なペースで減薬できれば、この頃には完全に断薬ができているはずという思い込み。
これ、絶対にズレます!!!
減薬を進めていると、不調が続くことがあります(全くなくスムーズに断薬できる人もいます)
不調の時は、しばらくステイが必要になります。
1ヶ月2ヶ月とステイの期間が延びると、最初に計画していた期間では終了しません。
つらいですよね。
あとは、減薬を進めていくにつれてペースを落とす必要も出てくるので、断薬完了の日は最初の見積もりより遅くなるのは当たり前だと思ったほうがいいと思います。

完全に断薬することが最終目標だとしても、一番大切なのは、毎日が楽に過ごせることですからねー。
ストレスを自覚して対策をとる
日頃から、軽い運動をしたり休息をとったり、体に良いことはしてきました。
でも、もっと私はストレスが溜まっている状態だと自覚してやったほうがいいなと思いました。
ストレスは、自覚しているかしていないかが大事だと思います。
自覚していれば対策できますし、自分をより労わることができます。
自律神経を整えることを特に意識。
- 朝晩のストレッチやヨガ
- ちょっとしんどい時の呼吸法
- 爪揉みやマッサージ
- 気分転換の散歩(今は暑くて難しいですが)
- 好きなことに没頭する
- 一人の時間を作る
- 何も考えずぼーっとする
減薬を進めていく上で、ストレスを積極的に解消して自律神経を整えるように心がけると、負担がかかりにくく挫折しにくい減薬ができるのではないかと思います。
これからのストレス対策について
自覚できたことにより、今後はもっと自分を労わりながら過ごせると思います。
これまでよりも意識的に自律神経を整える生活をしたり、夏でも冷え対策をちゃんとやったり。
あとは、今は鍼灸も気になっています。
薬などで強制的にコントロールするのではなく、自然治癒力を高める方法が良いんじゃないかな。
これから、色々試してみるのも楽しみになってきました。
はじめまして。
大きな離脱症状は無さそうですが。
精神的な不安感 恐怖心 人混みが苦手になったetrは無いですか?
私は減薬が早すぎたのか これ等に取りつかれ何もできません。増薬しようか悩みます。もし この様な場合どうしますか?
ご参考までにコメント頂けたら幸いです。
まるさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
私の場合は、元々パニック障害の症状として不安感などがありましたが、減薬によってそれが強くなったことは現時点ではありません。
減薬を進めるにあたって「日常生活に支障が出るほどの離脱症状は出さない。もし出たらステイか増薬」と決めているので、もし日常生活に支障が出ているなら私だったら少し増薬して様子を見ます。
減薬は長い期間のことなので、辛くて心が折れそうになるよりは、心身が楽に過ごせる方を私は選びます。
あくまでも私個人の意見ですので、まるさんご自身でよくお考えになって決めてくださいね。
遅くなりましたがお返事ありがとうございました。
私もソラナックス長期服用からの減薬です。減薬始めた時点は一錠を1/4にピルカッターで割り4回に分けて服用してます。この時点でも調子は良くなかったのですが勉強不足と焦りで8ヶ月になります。
進む所か1/4増薬する日も出てます。
いずれ水溶液にするつもりですが今は厳しいです。
ただ、耐性が付いてしまってるようで服用しても変わりないような..1時間程して 何となく効いているような気も。ソラナックスは効き目が分かりやすかったので戸惑います。
ワコさんは効き目は変わりないですか?
やはり減薬により分かりにくいのですかね?
睡眠も3時間程度に定着してしまいました。
年単位覚悟ですが怖い事だらけです。
ワコさんのblogは共感する事ばこりで励まされます。
まるさん
8ヶ月も不調に耐えてらっしゃるんですね。お辛かったことと思います。
私は減薬を始めてから、逆に薬の効きがよくわかるようになりました。
減薬前は自分の体に合う量よりやや多かったらしく、減薬したことで現在はギリギリ足りるくらいの量になっているようです。
次の服用時間前になると、薬が切れた感じで体調が悪くなることがあり、薬を飲むとスッと楽になります。
睡眠時間が短いと、不安感もより強くなりますよね。
私は医師ではないので無責任なことは言えないのですが、今の薬の量で楽になるまで待つ・少し増薬して良くなるのを待つ・一旦減薬をリセットして減薬前の量に戻して仕切り直すなど方法はいろいろあります。
病院にもかかられていると思うので、減薬に詳しい方であればお医者さんとも相談してみてください。
ブログに共感していただけてとても嬉しいです。
今後も、少しでもまるさんの助けになるような記事が書ければと思います。