ベンゾジアゼピン系薬の減断薬はとても困難なこと。
断薬するにしても、確固たる信念を持ち、様々な困難を乗り越える力が必要です。
そんなに辛いなら、やめなくてもいいのではないか。
ごく少量を飲み続けて、ほどほどに調子が良い状態をキープできればいいのではないか。
そんな風に思ってしまうのも仕方ないと思います。
ベンゾの危険性について知れば知るほど、一刻も早くベンゾから手を切りたくなる。
これは薬物中毒と一緒だ。
そんな風に思って、焦る気持ちも出てきます。
確かにベンゾはとても危険な薬です。
これまで私が思っていたより、何十倍も何百倍も危険なものでした。
私の脳や体はベンゾの影響で、本来の機能を失っているはずです。
これから先、どんな症状が出てくるのか未知数です。
何でこんな薬を飲んでしまったのか…
と思ってしまうこともあります。
一度きりの人生、できることならこんな薬に頼らずに生きたかった。
これから先、短期的にも長期的にも、自分にどんな困難が訪れるのかと思うと不安や恐怖に苛まれます。
でも、私はベンゾを飲んできた今の人生を否定していません。
ソラナックスという薬も恨んでいません。
10年以上もの長きにわたって、私を精神的に助けてくれた薬です。
(その分、精神的にも肉体的にも悪影響を与えてくれましたが)
助けを求めたのは私ですから。
そして、今の私は、もうソラナックスの助けが必要ないと思いました。
だから、卒業するんです。
ソラナックスのことを敵視はしていません。
どちらかといえば感謝しています。
ソラナックスのお陰で出来たことがたくさんあるからです。
ソラナックス自体を否定すると、ソラナックスを飲んでいた期間の自分の人生も否定することになる気がして。
貴重な20代をずーっと薬漬けで過ごしてきましたけどね。
ソラナックスを飲まなければ、もっといろんなことができて、体の辛さもなくて、もっと充実した時間を過ごせたかもしれませんけどね。
でも、それが私の人生なのです。
人生って色々あるでしょう。
ベンゾを飲むようになって、不調もいっぱいあって、それでもなんとか生きている。
これが私の人生です。
これからは、ベンゾを飲まない人生を歩みたい。
今はこんな風に考えられているけど
離脱症状がキツくなってきたら、めちゃくちゃベンゾのこと恨んだりして。
あり得る。笑