出産しました。
妊娠中は色々と大変なことも多かったのですが、母子ともに無事でした。
今回の妊娠出産で、パニック障害でも嘔吐恐怖があっても、思っていたよりなんとかなると実感しました。
現在、パニック障害や嘔吐恐怖症があって、妊娠を希望している方の参考になればと思って、私が大切だと思ったポイントをご紹介します。
目次
出産しました!
前回のブログで妊娠中であることをご報告しましたが、その後無事に出産いたしました。
ブログに書くのが遅くなりましたが、Twitterでは先にご報告させていただきました。
祝福のいいねやリプをくださった皆様、ありがとうございました。
現在は、慣れない子育てに奮闘中です。
ある程度想像はしていましたが、まあ大変。
毎日ヘトヘトです。
パニック障害や嘔吐恐怖症でも出産できる?
パニック障害を始めとした精神疾患がありながらも、子どもが欲しいと思っている方は大勢いらっしゃると思います。
薬の影響も気になるところで、実際に妊娠出産した人の体験談を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
私が経験したことの範囲でしか語れませんが、やはり心身共に健康そのものの人よりはハードルが高いのは事実です。
私は比較的安定している状態で妊娠したので一概には言えないものの、そのハードルは決して越えられないものではないと思っています。
パニック・嘔吐恐怖で妊娠出産するときの心構え
医師との連携が不可欠
まず、妊娠を希望する女性の精神と体調が安定していることが一番大切です。
自分の状態で妊娠出産は問題ないのか、服用している薬はお腹の赤ちゃんや母乳に影響があるのかどうか、かかりつけ医に相談しましょう。
医師との相談の上で、妊娠中に服用しても問題のない薬に変更してもらうことも可能です。
つわりや分娩…嘔吐恐怖の人へ
嘔吐恐怖症の人が妊娠をためらう一番の理由が「つわり」だと思います。
私も、つわりに耐えられないのではと思って当初は妊娠には後ろ向きでした。
私は吐き気はあったものの、実際に嘔吐するほどではありませんでした。
つわりの症状は個人差が大きく、吐きづわりになるかどうかは賭けのようなものですね。
嘔吐恐怖症で吐きづわりになったけど、根性で一度も吐かずに乗り切ったという人もいます。
また、つわりは妊娠初期だけのイメージですが、出産まで続く人もいますし、つわりで吐かなくても分娩の時に吐いてしまう人もいます。
陣痛の痛みが強すぎて吐く、分娩時に出るホルモンの影響で吐くなど…
子どもが生まれ出てくるまでどんだけハードやねん!て感じですよね。
そんな大変な思いをしてみんな出産するんですもんね。すごいです。
あと、帝王切開や無痛分娩だとしても、麻酔の副作用で吐くことがあるんやで…(怖がらせてごめんなさい!)
この場合は、点滴で吐き気止めを入れてもらうなどして対処する方法もあります。
可能かどうかは、お医者さんに相談してみてください。
パニック・嘔吐恐怖で妊娠出産するときのメンタルの保ち方
妊娠中
妊娠中はつわりが辛かったり、どんどん変化していく自分の体や環境についていくのが難しく、心の調子を崩しやすくなります。
ホルモンバランスもギュンギュン変化しますしね。
さらに今はコロナウイルスの不安もあるので、ただでさえ不安定になりがちな妊娠生活がさらにハードなものになることも…
体の変化を楽しむ
これは性格的に向き不向きがありますが…私は妊娠中の体の変化を好意的に捉えていました。
お腹はどんどん大きくなって着たい服も着られなくなるし、肌荒れや色素沈着、妊娠線など女性としては見過ごせない変化も多々あります。
元々美意識が高い女性だと耐えられないかもしれませんが、私は
と思っていました。
それに肌の色素沈着などは出産後に元に戻ることもあるので、悲観しすぎなくていいと思います。
あと、多くの妊婦さんが気にする妊娠線。
私も多少は気にして保湿を頑張っていましたが、帝王切開したらもうどうでもよくなりますね。
妊娠線どころじゃない傷跡がズバッとお腹にできますからね。
自分のためじゃなく、我が子を安全に産むためにお腹を切るんだもの。
すごいことですよ。誇りに思っていいと思う。
気持ちを言葉にする
医師やカウンセラーに聞いてもらうのも良いですし、既に出産を経験している自分の親や友達に聞いてもらうのも良し。
とにかく自分の不安な気持ちを誰かに聞いてもらいましょう。
Twitterで同じくらいの週数の妊婦さんとコミュニケーションをとるのもおすすめです。
みんな同じようなことで悩みながら進んでいるので、一人じゃないって勇気づけられますよ!
孤立しないようにする
現在はコロナウイルスの影響で、妊娠中に受けられるはずの母親学級が開催されないなど、妊婦さんが孤立しやすい状況です。
友達に会いにいくのも不安ですよね。
私は、妊娠中は体調が優れなかったこともあり、近所の散歩以外はほとんど家にいました。
同じく妊娠中だった友人とZoomで話したり、実家の母にしょっちゅう電話をかけたりしていました。
産後
私は産後数ヵ月経ち、今のところは問題なく過ごせています。
産後の調子を崩さないために大事なのは事前の対策です。
ワンオペはなるべく避ける。人手が何より大事
メンタルが弱い人にとって、産後一番避けるべきなのは孤独と疲労(睡眠不足も含む)です。
この二つが重なると産後うつになる可能性があります。
状況によって難しいかもしれませんが、できることなら里帰り出産をするか、ご家族に産後しばらく自宅に通ってもらうなど、とにかく誰かの助けを借りましょう。
私は里帰りしましたが、両親がフルで手伝ってくれていても産後すぐの子育てはキツかったです。
大人の手が最低でも5人くらい欲しいと思っていました。
複数人でローテーションを組みながら、昼夜の区別がない新生児のお世話ができれば理想なんですけど。
実家に頼れず、パートナーも忙しくてワンオペ必至という場合は、産後ケア施設などの利用を検討してみては。
費用がかかるので長期間は難しいと思いますが、安心できる環境で数日でも子育てできれば負担が軽くなります。
他にも、ヘルパーさんの派遣、地域の保健師さんと繋がっておく、ネットスーパーや食事の宅配の利用など、ありとあらゆる制度を利用して乗り切るぞという意気込みが大切です。
とにかく「誰かの助けを借りなければ産後は乗り切れない」と意識しておくだけでもOK。
一人で頑張っても頑張りきれない自分を責めないことです。
とりあえずめっちゃ泣こう
産後は意味もなく悲しくなって泣いてしまうことがあります。
マタニティブルーズといって、妊娠中に10ヶ月かけて増加したホルモンが産後一気に減少するから。
産後は誰にでも起こり得ることです。
私も産後何度か訳の分からない理由で泣きました。
産後1ヶ月はお風呂に入れない(シャワー浴のみ)ことが悲しくて大泣きしました。
冷静に考えて意味がわからない。笑
そういう不安定さも、個人差はありますが産後2〜3週間で落ち着く場合が多いとのこと。
私も今では泣かなくなりました。
素直に「赤ちゃん可愛い〜食べちゃいたい!」のテンションで子育てできています。
毎日疲れは溜まりますけどね。
何ヶ月も続いて明るい気持ちになることがないという場合は、産後うつの可能性もあるので専門家の助けを借りましょうね。
結構なんとかなるもんです
言葉の意味そのままなのですが、案ずるより産むが易しというのは本当だなぁというのが私の実感です。
妊娠中は不安だらけで、自分には絶対乗り越えられないと思っていましたが、なんとかなりました。
大変なことはたくさんありましたが、いろんなことを経験していくうちに、越えられるハードルがどんどん高くなっていきました。
ゲームで経験値を上げると強い敵も倒せるようになるのと同じですね。
パニック障害の人は、未経験のことに対する不安がとても強いですよね。
でもその不安は、経験して「ああ、こんなもんか~」と知ることで解消していきます。
不安があってもなくても、起こる出来事を着々とこなしていくしかないんですよね。