減薬日記

全部薬のせいにしなくてもいい。薬を恨まないことで楽になる方法

最近思うのは、体調不良の全てを薬のせいにしなくてもいいのではないかということ。

もちろんベンゾ系薬の影響や、離脱症状によって起こる症状はあると思うのですが、それが全てではないと思っています。

薬を恨むというスタンスをやめたら、すごく楽になれるかもしれません。

一年前と考えが変わった?

一年前にこんな記事を書きました。

薬のせいにしたら楽になったパニック障害になってから、心身ともに様々な不調に見舞われました。 パニックが一番酷かった時は自分の部屋から出ることさえも恐...

長年の不調は、パニック障害だけでなく、ベンゾジアゼピン系抗不安薬が原因だったのではないかと。

何をやっても良くならない症状が薬が原因だと考えれば合点がいく。

自分の努力不足じゃなく、薬が原因だったんだ

そう思えて楽になれたことは事実です。

でも、減薬を開始した今は、全ての不調を薬のせいにすると、余計に自分を苦しめることになるのではないかと思うようになりました。

全てを薬や離脱症状にしないことで楽になれる

Twitterやブログでいろんな方の発言を見ていると、ベンゾ依存になり離脱症状に苦しんでいる現状を憂いて、日々の不調に過敏になっている方がとても多いと感じます。

私にもそういう面がありました。今もある。

今日は体のこの部分の調子が悪い。これは離脱症状?
毎日毎日いろんな症状が出て辛い。これは全て薬のせいだ。

こう考えてしまうことは仕方ないのですが、全ての症状を薬のせいにしていたら、辛くなってしまうと気付きました。

 

最近は、Twitterでこんなことをつぶやいています。

 

なるべく不調ばかりをつぶやかないようにしてるけど、調子悪い時はある。

夜は何とも形容し難い症状が出る日が多い。
喉が詰まった感じで気持ち悪かったりとか。

離脱症状かもしれないけど、それを考えることにはあまり意味がないと思っています。

減薬を進めている段階なら、離脱症状かどうか判断することは大切で、離脱症状が強くなったと思ったら減薬量やペースを考えなきゃいけない。

でも減薬を進めてない期間なら、不調があってもそれが離脱症状かどうか判断しても仕方ない気がして。

調子悪くても特に何もできることがないから流れに身を任せるしかない。

 

体に生じる症状一つ一つに目を光らせて離脱症状かどうかジャッジしても、私の場合は不安感が強くなるだけで良いことなかった。

不調は不調として、今体の中でバランス取ろうとしてるんだね〜って暖かく見守るようにしてる。

 

症状の強さとかいろんな状況があるので人それぞれなんですけど、私は離脱症状かどうかは気にしないようにしてます。

人間生きてれば色んな不調が出てくるので、減薬中でもその全てを離脱症状と決めつけなくてもいいんじゃないかなって。

 

逆に、不調を全部離脱症状のせいにすることで楽になれる人もいる。

薬が悪さをしてるんだから、自分が悪いんじゃないって思えることが救いになる場合も。

何が自分にとって一番楽になれるかを考えて、自分を追い込む考え方をなるべくしないようにしたいねー。

 

長いのでまとめると、

今自分に生じている症状は、薬や離脱症状が原因かもしれないけど、そうじゃないかもしれない。
薬を恨んでも、飲み始めてしまった過去と現在も飲んでいる現実は変えられない

だったら、症状の原因をあれこれ考えずに、今楽になれる過ごし方を考えよう。

という感じです。

恨む気持ちを手放してみる

毎日、体も心も辛い状態だと、こんな体になってしまった原因と思われる薬を恨みたくなります。

あの時、薬を飲まなければ。
ベンゾが危険な薬だって、処方した医師が説明してくれていれば。

そんな風に思ってしまうのは仕方ないことです。

 

でも、そうやって何かを恨むのってしんどくないですか。

恨むという感情はエネルギーを使います

過去の自分を恨んでしまうこともあります。

減断薬でただでさえ辛い毎日に耐えて頑張ってるのに、恨んで消耗して自分自身を傷付けなくてもいいと思うんですよ。

薬や過去を恨まない発想の転換

ベンゾジアゼピン系薬そのものや、危険性を周知してくれなかった厚労省、説明なく処方した医師など、恨みたい相手はいっぱいいます。

これらの存在は、自分でどうにかできたんじゃないか、誰かがあの時こうしてくれていれば、といった発想になるので自分や相手に怒りをぶつけやすいんです。

誰かの力でなんとかできたかもしれないと思ってしまうからこそ恨みやすい。

 

そこで、薬以外のせいと思うようにしてみましょう。

家に一人だと体調のこと気にしちゃって、今日も調子悪くて落ち込みかけたけど、天気が不安定だからそのせいだわ。

天気のせい、ホルモンバランスのせい、ストレスのせい、寝不足のせいetc.

いくらでも薬以外の理由をつけられるんだから、わざわざ薬のせいにして自分を追い込まないスタイル。

 

天気のせいやホルモンバランスのせいだと思えば…

ま、しょうがないか…

って気持ちになりませんか?

天気を恨むって発想にはあまりなりませんよね。(なる人もいると思うけど)

天気という宇宙レベルで起こっていることに対しては、みんな諦めの境地になると思うんですよ。

ホルモンバランスだってそう。
人によって状態に違いはあれど、人間として生まれてきたからには付き合っていくしかないものです。

恨みやすい薬のせいにするんじゃなく、あまり恨みを抱かない存在のせいにしてのらりくらりとかわしていく

この発想の転換で、私は随分楽になりました。

誰でもしんどくなるよ。人間だもの。

薬を飲んでいなかったとしても、人間誰しも体調不良になります。

どれだけ健康な人でも風邪を引いたり、体がなんとなくだるかったり、大きな病気になったりする。
生まれ持った体質で、ちょっと弱い人もたくさんいます。

だから、薬が今の不調のすべての原因だと思わなくていいんじゃないかなと思います。

 

薬を恨むことで症状に立ち向かっていくパワーが出るという人もいますし、薬が原因だと思うことで楽になれる人もいるので、誰にでもこの方法が合うわけではありません。

でも、もし自分の症状や過去について恨んでしまって辛いという方がいらっしゃれば、こういう発想の転換で気持ちが変わるかもと思ってブログにしてみました。

季節の変わり目で誰でも調子崩しやすいんだから、仕方ないねー。のんびりいこー。

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