ベンゾジアゼピン系薬の処方量の目安になるジアゼパム換算というものがあります。
減薬する際の目安として、ジアゼパム換算で自分がどれくらいの強さと量の薬を飲んでいるかを理解しておくことが大事です。
ジアゼパム換算とは
ジアゼパム換算とは、簡単にいうと、ベンゾジアゼピン系薬には様々な種類があるので、ジアゼパム(ホリゾン)という薬に換算したら、どれくらいの量になりますよという目安です。
薬の種類を変更する時にも役立つものです。
上記のリンク先で計算することができます。
ジアゼパム5mgが一つの単位です。
ソラナックスでいえば0.8mg(2錠)と同じになります。
ジアゼパム換算が役に立つときって?
ジアゼパム換算をどう使うかというと
違う薬に変更するとき
薬には、半減期というものがあります。
生体内に入った薬などの物質が、代謝や排泄などによって半分に減るまでに要する時間を示す。薬学の分野では血中薬物濃度が半減するまでに要する時間を指し、「薬物の半減期」や「血中濃度半減期」「消失半減期」と呼ばれる。
Answersより引用
ざっくり言えば、半減期の長い薬(長時間型)は、一回飲むと効果が長く続くので、薬を飲む回数が少なくなります。
短い薬(短時間型)は逆。
減薬をする際に、元々半減期の短い薬を飲んでいたなら、半減期の長い薬に変更して減薬を進める場合があるんです。
短時間型の薬は、血中濃度が短い時間で下がります。
長時間型の薬なら、血中濃度の降下が緩やかなので、体への負担を少なくして減薬を進められるというわけです。
そこで、短時間型の薬から長時間型の薬に変更するときに、ジアゼパム換算で元々飲んでいた薬と同じ量になるように計算して処方されるということです。
ジアゼパム換算で自分の服薬量を計算してみた
私が飲んでいるのは、平常時は0.6mgなので、ジアゼパム換算で3.75mg。
思ったより少ない?
減薬断薬ブログなどを見ていると
なんて人もいらっしゃったので…
体調や体質、疾患によって、その人に合う薬の量は変わります。
でも、本来なら必要ないはずの量を知らず知らずのうちに飲むようになって、気づいたらやめられなくなっている…なんてこともあるんじゃないかな。
少ない量でも油断は禁物
私が飲んでいる量は、確かに一般的な量よりは少ないです。
引っ越しで病院と薬局を変えた時、薬剤師さんに
と言われました。
量にしてみれば少ないかもしれないけど、私は体重が軽いし、薬も異常に効いてしまうことがあるタイプなので、なんともいえないところです。
人より少ない量でも、大きな影響があるのかもしれない。
今日も、減薬断薬ブログを読んで勉強しています。
断薬に成功された方のブログも多くて励みになります。