私は、減薬を始めた頃から日記を毎日書いています。
日記を書くことで得られるメリットはたくさんあります。
減薬中の方も、何らかの不調を抱えている方も、もちろん健康な方も。
日記をつけてみるといろんな発見がありますよ。
目次
減薬日記を書いています
ソラナックスの減薬を始めようと決めたのが、去年の9月。
そこから、自分の体調などを記録する日記をほぼ毎日書いています。
たまにサボることもありますし、面倒くさくて数行しか書かない日もありますが、それでも全然問題ナシです。
私が使っている日記帳
日記帳は、私は100均のセリアのものを使っています。
商品名は『B6フリーノート368ページ』です。

368ページあるので、一年365日書いても少し余るくらい。

日付を書く欄やチェックリストの欄もついています。
紙質も全然悪くなくて、普通のボールペンなら裏抜けしたりもしません。
これで100円なんだからすごいですよね。
表紙がやや厚手のクラフト紙で、一年間使うとボロボロになりそうだったので、自分で表紙を付けてハードカバー仕様にしています。

左が自作ハードカバー、右が買ったばかりのもの。
あと、このノートは背表紙の糊が固くて綺麗に開かないので、パタンと180度開くように加工しています。
減薬日記に書く内容
普通の日記で問題ないのですが、せっかく減薬日記と銘打っているので、減薬についてや体調のことを書くと良いと思います。
私が書いているのは
- その日の薬の量や内容と減薬率
- 食事の内容
- その日の出来事や体調
- 良かったこと3つ
大体この4つです。
薬の量や内容
一日3回、それぞれ何mg飲んだかを書きます。
水溶液減薬をしているので、水溶液で何ml抜いたかも書いています。
朝:0.152mg(-12/50ml)
夕:0.158mg(-10.5/50ml)
朝:0.152mg(-12/50ml)
計0.462mg 77%
だんだん面倒くさくなって、細かく書かなくなるんですけどね。
①0.152(-12)
②0.185(-10.5)
③0.152(-12)
0.462 77%
みたいな。
前日と同じ量のときは省略しています。
食事の内容
朝、昼、夜と何を食べたかざっくり書きます。
朝:食パン、たまご、スープ
昼:ごはん、魚、蒸し野菜
夜:ごはん、ハンバーグ、サラダ、味噌汁
みたいな感じです。実際の食事内容ではないですが。
これを書くと、たとえば胃の調子を崩したときに
と原因を突き止めることができたり
とわかったりするところが良いです。
おやつに何を食べたかも書いています。
その日の出来事や体調
これは普通に、今日何をしたかとか、それでどう思ったかとか。
調子を崩したときは、数日前から振り返ってみます。
ストレスが多い生活をしていたり睡眠時間が短かったり、原因がわかります。
あとは体調を割と細かく書いています。
今日は口の苦味がずっと気になっていた。
胃の調子もちょっと悪い気がする…
でも一番ひどかった頃に比べたら、食べられてるから良くなってるかも。
減薬を進めて症状が出るか出ないかとか、ホルモンバランスや天気で調子を崩していたりとか、だんだん自分の体調のサイクルがわかってきます。
良かったこと3つ
これは最近になって書き始めたことです。
心身の調子が悪いと、どうしても悪かったことに目がいってしまいネガティブになりがち。
でも、そんな日でも何か良いことはあるはずなんです。
無理矢理でも良かったことを3つ捻り出して書くことで、良かったことに目を向ける癖をつけることができます。
- 仕事で褒められた!
- 公園で可愛い花を見つけた!
- 洗面所をピカピカに掃除して気分が良い!
些細なことでも何でも良いです。
朝ちゃんとベッドから起きられたとか、外の空気が秋らしくなってきたのを感じられたとか、そんなことでも。
減薬日記を書くメリットって?
今の減薬量がわかりやすい
減薬を進めていると、どこかに記入しておかないと忘れてしまいます。
日記に全部書いてあるので、今どれくらい減らしているのか、何日目なのかがパッと見てわかります。
数日不調が続いているから、減薬を一段階進めるのはやめておこうみたいな目安にもなります。
不調になったとき原因を見つけやすい
前日に負担がかかる出来事があったとか、最近胃に負担がかかりやすい食事をしていたとか、日記を振り返ることで不調の原因がわかります。
あとは日記を一年続ければ、季節や気温によっての体調のサイクルもわかるようになります。
私の場合は、梅雨から夏はとにかくダメ。
これは昔からですが。
だから、夏は無理して減薬を進めないと決めることができます。
自分の頑張りがよくわかる
一年分の日記を振り返ってみると、いろんな不調に見舞われながらも日々頑張って生活してきたなってことがよくわかります。
不安な気持ちを抱きながら減薬を進めていたり、なかなか良くならない症状がしばらく続いてもなんとか毎日過ごしていたり。
新しい発見がある
日記を書き続けていると、どんな症状があっても、それはずっと続かないということを改めて実感しました。
同じ症状がずっと続く方もいらっしゃいますが、私の場合は日々症状の種類や強さが変わります。
毎日胃の調子が悪くて食事があまり摂れなかったとしても、しばらく経てば改善してくるんです。
実際に日記に書いてあるんです。
パニック障害も、ベンゾ減薬も、全く同じ症状や経験をしている人はいません。
人によって違います。
だから、一番参考になるのは自分の経験なんです。
減薬日記をつけてみよう
日記を書くことが苦にならない方は事細かに記すと良いですが、面倒くさいですよね。
続けることに意味があるので、スマホやパソコンが得意ならブログを書いてもいいし、スマホの日記アプリやメモアプリでも良いと思います。
スケジュール帳を使っている方なら、毎日のスケジュールの横にちょこっと減薬量と体調を○△×とかで記すだけでもOK。
毎日の積み重ねが、いつか自分の力になります。
ぜひお試しあれ。
おまけ:おすすめの一日一ページの手帳
実は手帳マニアの私が、おすすめの一日一ページ手帳(日記帳として使えます)をご紹介します。
ほぼ日手帳は有名どころですね。
EDiTは、ウィークリーとか他のレイアウトもスケジュール帳としておすすめです。
イチオシなのは、torinco(表紙のカラバリが豊富でかわいい)と、MDノートダイアリー(シンプルで上質)です。持っているだけで幸せな気持ちになれる手帳です。